echidnajin’s diary

制作の事、作品の事

あのプロテインを飲む青い器

今日も暑い!

暑い日が続きますね。

少しでも納涼になればと、今日は私の身に本当に起きた不思議な話をします。

  

今では少し太ってしまいましたが10年ほど前はとても細く、体も弱かった私は

ほっとけばどんどん痩せていくような体質で、栄養補給と体重維持の為

毎晩、プロテインと鉄分などサプリメントを飲んでいました。

ある日、当時付き合っていた彼女がプロテインを飲む私を見て言いました。

「そのプロテイン飲んでる容器、プロテイン飲むの専用なの?」

それは円筒状の1リットルくらい入る透明な器で濃い青色の蓋が付いていて

プロテインをシェイクしてキャップを開けて飲めるようなものでした。

私は「うん、どうだろう?そうかもね、、、」と適当に返すと

彼女も「ふ~ん、そんなの売ってんだ、わざわざ買ったの?」と、

さして興味なく適当に話してました。

その時少し引っかかりました、、、「買ったの?」

、、、買ってない、、、

あれ?これどこで入手したのだろう?

こんなデザイン、自分絶対選ばないし、じゃあ、プロテインにおまけとしてついていたのかなあ?でもなんのロゴも入っていないし、何かの景品のような感じではないし、

私「これ、どうしたんだろう?」

彼女「結構昔から使っているよね!」

私「うん、、、いつからかは分からないけど気づいた時には当たり前のように使っていて、どこから来たのか分からないんだ、この器、、、」

彼女「フフッ、謎の器だね」

とその時はそんな感じでその話は終わりました。

 

それからだいぶ時間が経ち1年後か2年後か記憶に無いのですが、

またプロテインを飲む私を見て彼女が言いました。

「最近、あの青い器で飲まないんだね」と

そうです、その頃私はいつのまにかドンブリにプロテインを入れてお箸で豪快にかき混ぜて飲むスタイルに変わっていました。

「そうだね、最近、あの青い器見てないなあ。どこかにしまったのかな?」

その数日後に引っ越しを控えていた私はその後、荷造りをしながら青いプロテインを飲む器をくまなく探したのですがどこにもありませんでした。

当時私は特に器とかに興味が無い反面、それらを捨てるという事はまず有り得ない事でダサいものとかもずっと持っているタイプで、その青いプロテインを飲む器がどこにも無いという事にゾッとしました、、、

 

どこから来たのか、いつ来たのかわからないが、

気がついた時には当たり前のように私の側で生活に溶け込み、

そして、いついなくなったか、何でいなくなったか分からないが

気づいた時には完全に姿を消してる、、、

あのプロテインを飲む青い器は一体なんだったのでしょうかね?