日々育ってゆく植物をうらやましく思い,ついに見よう見真似で自ら成長をはじめたプランター(けど少し間違っている)
その器、見よう見まねで成長はじめました
永い年月、自身の身に植えられた、日々成長し変化していく植物をいつも見ていて、
うらやましく感じ憧れていたこのプランター。
彼は思いました。
「植物の、初め小さかった芽は日に日に大きくなるし、鮮やかな緑色だ!
その色さえも刻々と変わっていくし、風が吹けば揺れるし柔らかいんだ!
土の中には根がはっているぞ、ここから栄養を吸収するんだね。大事だね!
そのうち、黄色とか、ピンクとか、白とか、水色の綺麗な花を咲かせる事を知っている!
そんな事が出来た時って、どんなに気持ちいいのだろう?」
それに比べて自分はとくに特徴の無い普通の器、
永い年月じっとして、風化、退色していく存在
(ちょっとだけいいところは味がでて渋くなってくところだけど、、、照)
ただただ昔からある!変わっていく事と言えばただただ古びていく、、、
そんな自分を変えたいと思ったこの器はついに植物を見習い成長する事に決めました!
いつも身近にあった植物を見よう見真似で永い年月をかけ少しずつ自身の器をのばしていきましたが、、、
少しだけ間違えました。根っこの先に花を咲かせてしまっています!
不可能に挑戦する姿は頼もしくも滑稽で可愛いらしくもあるとも言える!
そんな事を空想しながら作った小さなプランターですが
自由な見方で楽しんでもらえると幸いです。
作品を作るとき、その時思っていることや、誰か人物の性格や生き方に当てはめ作ることも多いのですがこの作品は私に似ているかもしれませんね。
好きな事と得意な事は違うと言うか、、、
美術が好きでほぼ、それしかやってきていない私は若い頃から必然的に多くのアーティストや作り手にふれてきて、本当に才能のある人を多く知っています。
その才能は先天的であったり独特の環境下で産まれた後天的なものであったり、「努力すれば夢はかなう」と簡単にはいえない事に比較的早く気づきました。
多くの人はその時自分の進路を考え決断をくだすのでしょうが
私はきっと舐めていたのでしょう。別の道に進むことは考えずなんとか続けていく事しか考えてませんでした。、、、少しは悩めば良かったかも?
でも、進んでしまった以上しょうがないのでこの器のように、いびつでも花を咲かせたい!
そんな事を半年に一回くらい思ったりしています、、、
同じ境遇の人や悩んでいる人の気持ちが少しでも軽くなってくれれば嬉しいです^ ^